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着ぐるみ制作ご依頼のポイント〜衣装編〜

着ぐるみ制作のご依頼の際、こんなご要望を伺うことがあります。

「今後、衣装や装飾品を色々と着用させたいと思っていますが、衣装や装飾品制作も可能ですか?」

ゼペットでは、着ぐるみ制作と同時の 衣装・装飾品制作 のご依頼はもちろん、
既に納品した着ぐるみ用に 追加制作 を承ることも出来ます。

そもそも、着ぐるみの衣装には どんなものがあるのでしょうか?


■ 着ぐるみの衣装・装飾品とは?

デザインによっては、服を着ていないキャラクター着ぐるみ もいれば、定番の衣装を常に着ているデザインのキャラクター もいます。

普段、洋服を着ていないキャラクター が衣装を着たり、定番の衣装を着ているキャラクターが、季節やイベント事に合わせたコスチュームを着ることは、実は結構あるのです。

特に、イベント や テレビ出演 などがメインの 着ぐるみキャラクター にとって、【衣装替え】というのは ファンの方々の心を掻き立てる物です。

クリスマスシーズンは、着ぐるみ用のサンタクロース衣装のご依頼があったりします。

■ 着ぐるみ制作と同時に、衣装デザインも必要?

では、着ぐるみを作ると同時に【衣装のデザイン】も依頼しておかないといけないのか?というと、そんなことはありません。
後から、別途ご依頼を頂いても、もちろん制作は承れます。

しかし、ご依頼のポイントで 一つ言えることがあります。

それは「制作するキャラクターの着ぐるみに、衣装・装飾品を着用させていきたいか?を考えておくこと」です。

これは、

【制作をする衣装デザインをあらかじめ考える】というニュアンスではなく
【長期的にみて、別途 衣装を作って着せる予定がある】か、ということです。

■ 着ぐるみが衣装を着用する方法

人間が洋服を着たり、帽子を被ったり、靴を履く というのは、簡単です。
それに反して、着ぐるみは ちょっと工夫が必要なのです。

・人間よりも、可動域が狭い
・人間よりも、形状が単純でゆるやか

というのが、大きな理由かもしれません。

■ 可動域が狭い

要は 人間のように[体が柔軟ではない] ということです。
人は、肩をぐるぐると回せたり、首を上下左右に振ったり、足を上げることが出来ます。
でも、着ぐるみはそういうわけにいかないケースが殆どです。

デザインによっては、手足がとても短かったり、頭がとても大きかったりしますし、そもそも 人間が着用する物 なので、人間より動けなくなるのは当然です。
そのため、人間がTシャツを着るように 衣装を着ぐるみ達が着ることは 出来ません。

■ 形状が単純でゆるやか

簡単に言ってしまうと 人間にあるような「くびれ」がないことです。
上の写真をご覧頂ければ、一目瞭然ですよね。

例えば、人間は骨盤があって ウエスト周りにくびれがあります。
ズボンを履いて、「くびれ」でベルトを締めてしまえば ずり落ちることはありません。
でも、くびれのないキャラクター達は…。
人間のようにはいきませんよね。

■ 衣装を着用させるための[仕掛け]をつくる

そんな 人間とは明らかに違うフォルムの着ぐるみ達に、衣装・装飾品をしっかりと着用させるため、私たちは【仕掛け】を作る必要があります。
部位・装飾品の大きさ・重さなど、諸条件に合わせて、しっかり固定できる方法と着用方法を考えるのです。

着ぐるみ制作 と同時に、衣装・装飾品制作のご依頼いただく場合は、【仕掛け】作りは当然の作業です。
しかし、将来的に衣装も着せたいけれど、まずは着ぐるみ制作だけ!
というお客様もいらっしゃいます。

でも、その希望を伺っておくだけでも、実はメリットはあります。
それが前述の、
「制作するキャラクターの着ぐるみに、衣装・装飾品を着用させていきたいか?を考えておくこと」というポイントです。

■ 希望を前もって伝えておくメリット

衣装・装飾品を、あとからご依頼いただく場合は、
その時に備えて、着ぐるみの仕様(構造や仕掛け)をご提案し 着ぐるみを制作することができます。

・どうやって着用、固定させるかを 予めご理解頂き、デザインを練る参考要素になる
・着ぐるみ制作時の記録(サイズや仕様など)を元に、後からでも その着ぐるみに合った 衣装・装飾品の制作ができる

最初はノープランで 着ぐるみ本体だけを制作し、後から衣装・装飾品のみご依頼頂くことも、勿論可能です。
ただし、その際 物によっては一度着ぐるみを弊社がお預かりし、装着出来る仕様にするための 加工が必要なケースも発生します。

その場合…

・弊社でお預かりする期間は、着ぐるみが使用できない
・弊社に着ぐるみを持ち込む手間、もしくは輸送費などがかかる

という点は、避けられません。

■ 決まっていなくても伝えておいた方が良い

つまり、決定していないプランでも 少しの可能性があるものは、伝えて頂いた方が良い!
ということです。

「クリスマスには、サンタクロースの衣装を着せたい…けど、デザインは決まっていません!」
「いずれ、色々な帽子を被らせたいな と思っているけど、確実ではないんです…。」

というようなことでも良いです。
ちょっとした妄想や長期的な展開も含め、些細なことでもご相談頂いた方が、より計画的な制作をしていくことが出来ます。

今回は、「着ぐるみの衣装」に触れてみましたが、他にもご依頼の際のポイントが 色々とあります!

また、定期的にご紹介していきますね。

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